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2023.06.22
「思考の法則」は夢実現のショートカットなのか?
毎週木曜夜20時半配信
Ellenのお悩み解決ライブ、5月25日で第12回目になりました。
今回はなかなか鋭い質問です。
「よく潜在意識のYouTube動画や投稿を見ます。『〇〇をするだけでうまくいく。』『 成功するには〇〇をしなさい。』 など、まるでショートカットをするようなインチキ臭い言い方をよくしていますよね。そんなに簡単な方法で幸せになれるのなら、苦労して頑張ってる人たちは何なのでしょうか?そもそもそのような潜在意識を語っている人たちはみんな成功しているのでしょうか?少々ストレートな質問かもしれませんが、答えていただけると嬉しいです。難しかったらスルーしても結構です。」
60歳 Wさん(牡牛座)からご質問をいただきました。真面目な牡牛座さんらしい質問です。
このような質問は、聞きたくても聞けない質問ではないかと思います。
私が銀行員の時、結構このような感じの質問をしておりました。「そもそもこれどうなのですか?」とか「それ違うと思うんですけど、どうなのでしょうか?」と質問すると、周りがシーンっとなり、その時は答えてはもらえず、場が気まずい雰囲気になってしまったりしました。聞いてはいけない質問をしてしまったかなと思ったのですが、 会議が終わると同僚から、「僕も知りたかったんです。」や「そう思ってました。」と言われるのです。 意外と皆さんが心の底で思っている根本的な疑問を、Wさんは聞いてくださってるのではないかと思い、ありがたくお答えさせていただきます。
ショートカットかどうか結論から申し上げますと、この潜在意識の仕組みは動画や投稿を見てなんとなく理解することができます。
しかし「知る=できる」ではなく、「知る=わかる」でもなく、また「わかる=できる」でもないと、よくお伝えしております。 従いまして、知っているからこそ幸せになれるわけでもなく、知っているからこそ成功できるというわけでもないのです。
「知る」を「わかる」に変え、「わかる」を自分の行動に落とし込んでできるようにすることが、非常に長い道のりなのです。なぜかと申し上げますと、 潜在意識の法則を学んでいきますと、私たちが今まで大人に言われていることや学校で受けた教育が言っていることと、全く違うことを法則では言っているからです。このように言われているけど実は違っていたんだ、意外ともっとシンプルな方法があるのだということがわかるようになります。 人間は変わることが非常に難しい生き物です。 それが分かっていても、私の場合30何年間これで生きていたわけです。一方Wさんの場合、さらに長い間古いやり方でやってきたわけです。それを変えようとするには、とてもエネルギーが必要なのです。
お寺の方が修行をするとよく聞きますが、どのような修行かといいますと、今までの自分の中にある固定概念や良からぬものを、正しく清らかにするという内容です。これらは修行というくらい大切なことなのです。ショートカットに聞こえるかもしれませんが、実はそれをできるようになるのは、非常に長い道のりが必要なのです。従いまして、ショートカットではないのです。
但し、その「法則」を少しずつマスターしていくことによって、今まで起きてなかったことが起きたり、目標の実現が早くなったりします。結果だけを見れば、ショートカットに見えますが、意外と難しいのです。
1人でそれができるかといいますと、相当意識が強い方はできるかもしれませんが、多くの方は難しいと思います。ダイエットを1人やったら3日坊主になるのと同じです。多くの方は途中で挫折してしまうことがよくありますので、コーチや法則をわかっている方をそばに置いてアドバイスをしていただいたり、挫折しそうになったら励ましていただいたりする方が良いのではないかと思います。
もう一点気づいたことがあります。
「そんなに簡単な方法で幸せになれるのなら苦労して頑張って人は何なんでしょうか?」 という言葉から、Wさんは幸せというのはきっと苦労しないと手に入らないという思考になっているのではないかということです。これは私たちが今まで受けた教育がそのようにさせていたので、頑張らないと幸せになれない、人一倍苦労しないと有名にはなれないという思考になってしまっているのです。そのような人生を作り上げている自分がそう思っているから、このような人生を作り上げているのです。
決して努力をしている人をバカにしているわけでは全くないのですが、私はその法則を日常生活で使用することに日々意識しております。Wさんは努力をなさっているかと思うのですが、もしかしたら努力の方向が間違っているのかもしれません。幸せになろうとして頑張っていても、実はその頑張りというのが、自分がイメージしているものからますます遠ざかっているように思考を動かせている場合があるのです。それはとてももったいないことだと思います。
私はそのような努力や思考を間違った方向へ頑張っているような方を、実はこちらですよとお伝えするために、思考の法則、潜在意識のお話をさせていただいております。そして言葉を使って、自分の思考をより正しい方向に戻したり、なりたい方向に引っ張っていくことをさせていただいております。
2023.06.21
何もかもうまく行かない絶望感を感じた時
毎週木曜日夜20時半より配信。
Ellenのお悩み解決ライブ@Facebook
今回はこんな質問を頂きました。
Naoさん 40代 山羊座さん
「今年に入ってから何をしてもうまくいかない気がします。努力は裏切らないというので、それでも続けていけば必ず実ると信じていたところ、今度は家族が足を引っ張ってきました。一言で言えば、今は未来に対して全く希望が持てず不安しか感じません。こんな時でも不安を乗り越える方法はありますでしょうか?」
Naoさん、ありがとうございます。誰でもそのような時期はあると思います。
どれだけ有名になって、成功されている方も含め、誰にでも平等に運気のアップダウンというのは訪れると思います。Naoさんは今家族が足を引っ張ってきたり、努力をしても、時間やお金をかけても実らないという、一見不運な部分、実らない部分だけにフォーカスしすぎてまいせんか?とご質問を読んで感じました。
実らないや辛いことなどがたくさんあるかと思いますが、現在ご自身が元気に活動できているのは、やはり周りからサポートをしていただいているからだと思います。自分がどんなところに恵まれているのかにフォーカスをして、一旦整理しても良いかと思います。例えば家族に反対されても、励ましてくれる同僚やビジネス仲間がいるかもしれません。また家族が厳しいことを言ってきても、経済的に支援をしてくれていたり、(もしお子さんがいらっしゃったら)子供がいてくれる暖かさなど、心の支えになっている面はあるのではないかと思います。それが全部なくても、元気に活動している自分の体もご自分を支えていますよね。そのようなことにフォーカスをすると、不足感や不安な気持ちが少し満たされると思います。
不安な気持ちは不安なものを呼び寄せると言いますので、ますますそのような引き寄せが起きてしまいます。今すでに持っているもの足りているものにフォーカスをすると、気持ちが少しずつ変わっていけるのではないか、というのが正当な答えだと思うのです。
ただ、皆さんそのような時期はありましたでしょうか?
どうしても不安で不安で、どんなポジティブなアドバイスも耳に入らないし、時にはポジティブなアドバイスですら鬱陶しいと思ったり、傷つけられたりすることがありますよね。
先ほどは一般的な王道な答え・思考法をお伝えしたのですが、私たちは人間なんですよね。
私は蟹座なのですが、蟹座は12星座中で一番不安を感じやすい星座です。その時にむやみにポジティブになろうとしたり、アドバイスを他人から受けようとしたりすると逆効果になったりすることがあります。私はそのような場合(落ちている場合)、とことん落ちていくことを許してあげるようにしております。
不安を感じたら、どこまで私は不安になれるのだろうと、とことん最悪の場合を想定して地獄に落ちたりしています笑。
地獄に落ちてもいいという時期・期限をしっかり決めることが大事です。例えば、今日だけはどれだけネガティブになっても許そうとなどです。また人にフォーカスするのも良いですね。この人の前ではとことん弱音を吐こう、一番最悪な自分の一面を見せてもいいや、泣いてもいいやという方を探してみるのもいいと思います。
一旦不安という気持ちを受け入れてみてください。そして不安という気持ちを受け入れた先に、少しずつポジティブな言葉が響くようになってから、また少しずつポジティブに思考転換をしていけば良いと思います。
特に天体の話をいたしますと、今年の前半は、特に活動宮の中で牡羊座以外の活動宮は少ししんどい時期なのです。活動宮は牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座で、この4つの星座の中で、一番しんどいのは蟹座と山羊座です。従って厳しい空模様ですので無理をせず、5月は癒しなど休憩する時間が必要だと思います。不安な気持ちを癒したり、ヒプノセラピーなどのセッションを受けてみたり、瞑想してみたり、リトリートに参加してみたりすることがおすすめです。
2023.06.01
自分スタイル・日本一周の旅を始めました~
思考で理想の現実を、
一度だけの人生を最高の旅に、
思考開花ビジネスコーチ・戦略占星術師・
人生冒険家のEllenです。
4月から始まった「私スタイル・日本一周の旅」
お陰様で5月は関西エリアを歩き回り、
コラボイベントを通して現地の方と交流することができました。
一部SNSでは旅の風景を共有しており、順調そうに見える私の旅、
でも実は意外と、ドキドキも、ハラハラがいっぱいで、
決して見た目ほどスムーズではありませんのよw
ということで、旅の途中に起きたドラマを、メルマガで少しつつ、
公開しようと思い立ったのです。
ご存じの通り、地方の電車やバスはエリアによって、
本数が少ないので有名です。
この一本を逃したら、一日が無駄になるということも
よくあります。
そんなことを知っていたにも関わらず、
余裕を持って行動したにも関わらず、
運命の悪戯で、
ギリギリになってしまうことが本当にあるんですよねw
残り10分あれば、まだ冷静になって
「絶対大丈夫!間に合う!」と
自分に言い聞かせることができるけど。
いざ針が5分前を刺す時、
人間は急に弱音を吐きだすものです。
「さすがにもうダメかな。。。」
「いや、意識で負けてはいかん!
奇跡よ起きて!!!」
内心葛藤するも、手はもう次の電車を調べ始めている。
この電車を逃したら次は3時間後。
しかも乗り継ぎが悪く、
到着した時点でもう夕方で、予定より5時間遅れ。
この電車を逃したら、
なんもいいことがないわけですよつまり。
しかし、時計の針は容赦しない。残り3分。。。
「ああ、奇跡が起こる気がしない」
と、いつの間にか「思考」は望むことを諦め、
3時間をどう潰すかまで考え始める。
まるで間に合わないことが、
既に起きているかのようです。
これが一番アカンやつ。
自分で間に合わない現実を創り出すやつです!!
そんなことは知っているけど。。。
心は既に、自信を失っている。
そんな時に、やっと駅が見えてきた。
一体電車には間に合うのか?
続きはぜひ、メルマガからお楽しみください。
配信済みの内容でも、バックナンバーでお楽しみ頂けます。
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000183716
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自分がもっと好きになる自撮りランチ会
旅で大好評の「自撮り」をリアルで体験しませんか?
みんなで一緒に撮れば人の目も気にしなくなる!!
①6月30日 11時~
⓶7月3日 11時~
東京駅すぐの丸の内エリアで開催予定
ランチ交流&簡単自撮りのコツ紹介
Ellenの未来予測星読みも加えて
さらにさらに。。。
スペシャルゲストも控えています
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星読みランチ会の御案内
4月よりスタート、月一の星読みランチ会が
都内の好波動スポットで開催中。
未来予測で今後の開運行動をアドバイス。
個人鑑定を一度でも受けた方には、
更に個別アドバイスも付きです。
★6月12日 12時~ 残り1席
@恵比寿 お鮨ランチ
★7月13日 12時~
@表参道 フレンチ
参加費:¥8,800税込み
詳細やお申し込みはコチラ:
https://ticket.tsuku2.jp/event s-detail/22302030222002
2023.04.23
望まない結末や予想外の結果をどう受け入れるのか。
皆さん、こんにちは。
思考開花コーチのEllenです。
「Ellenのお悩み解決ライブ」第9回目の内容をお届け致します。
今週いただいている質問をご紹介いたします。
「占いや鑑定で良くない結果が出てしまうと気になってしまいます。どのように考え方を変えればいいですか?」
50代のTさんよりご質問をいただきました。ありがとうございます。
鑑定や占いを受ける時に、嬉しくないことや、よくないことをついて書いてあると、必要以上に気になってしまいます。時々、悪いことが起きてしまうのではないかと眠れなくなってしまうこともあります。そのような時に、どのように考え方を変えればいいのか?お伝えしたいと思います。
Tさんを個別鑑定をさせていただいている時に、私の中でとても印象に残ってることがあります。それは、「これはいいことですか?悪いことですか?」と頻繁に質問されていたことです。人は、普段使っている言葉は、その方の内面や潜在的な思考を表しておりますので、Tさんは「良い悪い」という基準で、主観的に物事を判断されていることがわかりました。「良い悪い」ではなく、一種の流れであり、ニュートラルに捉えるよう何度も解説をさせていただきましたが、やはりその観点で、Tさんはどうしても見てしまうようでした。これは思考の癖が原因であります。
占星術を含め、東洋の鑑定は全て、大いなるエネルギーを使い、人間がわかる方法で分析したり説明しようとしているものだと思います。従って、最終的には方法は違いますがアプローチしている目標や目的は同じだと思います。解明しようとしている大いなるエネルギーや宇宙であると言いますが、宇宙や大いなる存在には、まず良い悪いっていうものがないのです。
実は私たちの思考も同じように、良いことや悪いことと言うのは、全て私たちの顕在意識や主観的観点から言っているのです。例えば、試験で点を取ったからいいとか、ゼロ点を取ったから悪いというのは、後天的に人間の常識や価値観で付け加えたものなのです。
一方で、高次元や宇宙から見ると、実はいいことも悪いこともなく、単なる現象が起きているだけなのです。わかりやすい例でお伝えしますと、例えば病気になって入院して大きな手術をしてしまいました。これは普通に考えますと、仕事もできなくなりますし、入院して自由もなくなりますし、そして家族や周りの方にご迷惑をかけてしまうかもしれない。お金もたくさんかかってしまう。そして何よりも、自分の寿命がなくなるかもしれない。どう考えてもあんまりいいことではないと多くの方は考えてしまうかと思います。
ただ、宇宙の観点からしますと、大きな病気になることは、必ずしも悪いことではないのです。何故かと申しますと、その病気を抱えることによって、今までの自分の生き方が間違っていたのかも?と気づくかもしれませんし、本当に自分らしい生き方とは何なんだろう?と考えて、その後決めた道に行くことになるかもしれないからです。
また、例えば今まで職場で長いこと人間関係のトラブルにあっていたとします。病気になったことによって、そのような嫌な人間関係をリセットすることができるのかもしれません。ですから、後から振り替えますと、これは悪いことではなく、良いことだったと思うことは結構あることなのです。
皆さんいかがでしょうか?今まで歩まれてきた人生の中で、似たような経験をされている方、いらっしゃるのではないでしょうか。一見良くないことに見えても、実際は自分を成長させたり、自分を次のステージへ導いてくれるような出来事はたくさんあると思います。それをただ単に、目の前の出来事の良し悪しで判断してしまうのは、非常にもったいないことだと思います。皆様の鑑定書に今年の課題として厳しいコメントが書かれている方がいらっしゃると思いますが、そのようなことは全てこの課題にフォーカスすると、より自分が成長できます、というメッセージなのです。不安や心配をする必要はありません。
今回は皆さまに本を紹介させていただきます。
「運気を引き寄せるリーダー 七つの心得 危機を好機に変える力とは」田坂広志
田坂先生は本を90冊ほど出版されていて、私はこの方の本がとても好きです。
田坂先生は元々東京大学の原子力学の教授で、アメリカでもシンクタンク等を経験されています。理系や経営の考え方にも詳しいのですが、思想や、人生、成長についてもすごく研究されている先生です。国内外で出版や講演などで活躍をされています。二十一世紀の変革リーダーを育てる田坂塾というのもありまして、全国に7000人ほどメンバーが集まっています。このような理系の方も、引き寄せや大いなる存在というような言葉を使われており、目に見えないエネルギーなどを信じていることに興味を持ちました。
最初田坂先生の本を読んでるときに、成功している人というのは全肯定の思念を持つと書かれていました。つまり全部を受け入れるということです。全肯定とはどういうことなのか、何を肯定するのか?どこまで肯定するのか?最初は全然理解できなかったです。思考の法則や潜在意識を学んだ後に、ようやくその意味がわかりました。
つまり、良くないことや悪いことというように判断してしまうと、やはり良くないことを避けようとしてしまいがちです。そうではなく、起こることは全て自分に必要なことであるというように、全部肯定する、受け入れる生き方が、田坂先生曰く、成功されている方がやっていることなのです。
しかし、これがなかなか難しいのです。良くないことを受け入れると言われても、頭ではわかっていても気持ちがついていけないことがあると思います。そこで私のメソッドでは、言葉を使ってだんだんそれを受け入れるようにしていくスキルがあります。そのような時に、どのような言葉を使えばより自然に受け入れることができるのかというのをお伝えしております。
今回質問をしてくださったTさんに対してのアドバイスは、主観的に良くないなというような結果が出たときに、これは自分の試練であり成長させるものなのだと思考を切り替えるといいです。また、アドバイスに似たことが起きた時に、これは宇宙の流れなのだから、受け入れて向き合っていこうと気持ちに変えていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023.03.16
直感力はどのように鍛えるか?
皆さん、こんにちは。思考開花コーチのEllenです。
今回は直感についてです。
直観力とよく聞きますが、これた直感なのかどうかわからないですよね。
どうやって見分けるのですか?と最近ご質問を頂きました。
「近頃いろいろなところから直観力という言葉をよく聞きます。わたしは、一体直感に従っているのか、それとも周りに従っているのか判断ができないことがよくあります。みなさんはそのような困り事はありますでしょうか?考えれば考えるほどわからなくなって結局直感を使っているつもりですが、結局迷ってしまいます。直感に従っているときは、例えばこんな気持ちになったり、こんな特徴があります、というのはありますでしょうか?どのようにして、自分が直感を使っているのかどうかを見分けるのでしょうか?」
というMさんからのご質問でした。
ご質問ありがとうございます。
どうでしょうか、以前から自分の直感がいいとか、右脳を活用するとか言われています。
それは、できることだけを考えていると、過去の延長線でしか考えていませんので、本当に自分のやりたいことや、本当になりたい理想像が見えなくなるのです。特に風の時代では、より一層直感力のような言葉が浸透しました。
一方で、「知る」と「分かる」、「使える」は全然違います。直感力という言葉を知っていても、すぐに使えるかどうかは、人それぞれなのです。
私自身の話ですが、9年ほど銀行員をしておりました。
銀行は数字や目標、あとはこうしなければいけないという古いルールに従うことが多かったです。ずっとこうしてきたから、これからもこうやるのだというように、典型的な過去の延長線で物事を考える事例が多かったのです。その影響で「直感なんて」と思っておりました。直感は、根拠もなく、なぜゆえ信じるのかというような考えを持っていました。
もし同じ経験がある方、或いは直感を使いたいのですが、使い方がわからず、そもそも使っているかどうかがわからない方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントで教えていただけたらうれしいです。
今、私は自分の人生を実験にしながら、直感で選ぶように日々意識しております。最初はどうしても表面意識を使ってしまいますが、仕方がないことなので、意識して、自分の直感を使うようにしてもいいと思います。少しつつ練習して、ある日自然に使えるようになります。
自分の実践結果を、結論から申し上げますと、直感を使えている時と使えていない時との最大の違いとして、一番わかりやすいのは「スピード」だと思います。
自分の中の直感を使う時というのは、基本的に直感は非常に速いと言われています。どのくらい速いかといいますと、だいたい0.5秒という方もいらっしゃいますが、0.2秒と言われています。どちらにしても、基本1秒はかからないということなのです。従いまして、直感を使う時は非常に判断が早くて迷わないのです。よく成功してる経営者は閃いたら判断するのが早い、とてもお忙しいのに、それでも自分の好きなことができると聞きます。彼らはやはり長年の経験から直感の判断力が早くなったとよく言うのですが、私は、やはり普段から直感を使うように意識されているから、0.5秒や1秒もたたない間にどんどん先読みできるようになっているのではないかと思っております。
例えば何でもいいのですが、プレゼントのラッピングのリボンを選んでくださいと言われた時に、金色や赤、青、また柄のあるリボンの中から、一番最初に自分の頭の中でなんとなく「今日は赤がいいな」という風に選んでください。
「よく考えたら、包装の紙自体が赤だから、また赤のリボンだと包装が見えないな」
「では緑にしよう」
「いや、でも待てよ、赤と緑といえばクリスマスではないか。」
「これは別にクリスマスのプレゼントではないから、緑でもないな、じゃあ金色くらいにしようか。」
というように、考えながら選んでしまうと、これは既に直感ではなくなっています。
「なぜこの色なのか?」
「それがちゃんと説明するようにしよう」
「あとはこうだからこの色は合わない」
など、このように裏付けの理由を考えると、それは直感ではなく、意識で考えていることになります。
思考の世界では表面意識と言って、つまり顕在意識のことなのですが、意識で考えていると、直感は使っていないことになります。
結果、一番わかりやすいのは、ピンときたものや、早い判断力です。
一番最初に目に浮かんだものや、一番最初にこれと思ったものというのが、自分の直感であると解釈できます。
そして2つめがあるとすれば、「理由はなんですか?」と聞かれた時に、だいたい直感を使っている時は、「なんとなくこれがいいと思ったから。」など、合理的な理由が見当たらない場合があります。もちろんあとから裏付けとなる理由も出てくる可能性があります。理由が何なのかわからないが、なんとなくこれがいい、というような選択は、結構直感を使っているからということがあります。
特徴としましてはこの2つです。
1番目が私がすごく大事にしているところです。あまり深い理由や、な
ぜこれがいいのか、など合理的に考えすぎてしまいますと、1秒以降は全部顕在意識、表面意識になっていることになります。ただ、その顕在意識が悪いわけではなく、そこを使って判断する場合もありだと思いますが、Mさんの質問に対しての回答でした。
補足ですが、直感力を鍛えると最近よく言われますが、どのように鍛えればいいかのというお話をいたします。
すごく簡単で、身近の選択肢をどうでもいいやと思って適当に選択するのではなく、自分の直感力を鍛える機会だと思って、いろいろ自分に問いかけてみるといいと思います。
これはどういうことかといいますと、例えば、お昼を外で食べる際、何を食べるかというので、「なんとなく近くに牛丼屋さんがあったから牛丼屋さん入ってみよう。」ではなく、自分の胃袋に聞いてみるのです。
「今日は何が食べたいの?私は。」
「私の胃袋さん、今日は何が食べたいですか?」と聞いてみてください。
そこで頭に一番最初に浮かんだイメージでいいですし、聞こえてくる言葉かもしれないですし、口がトマト味になってしまったなど、そのように日常の中で自分に問いかけてみるといいです。
私は毎晩、お風呂に入るのですが、入浴剤を選ぶ時に冬だからこれにしようではなく、「今日はなんとなくフローラルがいい」「森林浴をしているような入浴剤にしたい」「柑橘系にしたい」というように、自分の直感で選んでおります。
このように、細かいところで実は私たちは直感を鍛えることができますので、決してすごく難しいことではないのです。ただ今まで使ってこなかった方にとっては、最初は慣れないのかもしれませんが、みなさん直感を元々持っています。少しづつ鍛えていけば、必ずこのような感覚が身につくと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。